コンニチワー!ティムです!
ねぇねぇ、釣ったヒラメってどうやって持ち帰ればいいの?
ヒラメはその場で締めて持ち帰るのがいいですよ!ただ白身魚なので、持ち帰り方には注意が必要です!
ヒラメは釣るのも楽しいですが、持ち帰って美味しくいただくことも楽しみの一つですよね。刺身にしたり、えんがわとして寿司にしたりと考えるだけで、よだれが出そうになります。
ただヒラメは一般的に40㎝以上のことを指し、40㎝以下はソゲと呼ばれています。なるべく40㎝以上のヒラメサイズのものを持ち帰るようにするなど自分の中でルールを持っておくことは大切です。
必要以上を持ち帰らないようにして、海の環境を守っていくことも釣り人としてのマナーですね。
今回の記事では、「やっとの思いで釣れたヒラメをどうやって持ち帰れば良いの?」という方のためにヒラメを美味しく持ち帰る方法をご紹介します。
- ヒラメを締めた方が良い理由
- ヒラメの締め方
- 締めるために必要な道具
もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
この記事を読むと、釣れたヒラメをサッと締めることができるようになり、家で美味しいヒラメ料理を振る舞うことができるようになりますよ。
お家の方に「また釣ってきて!」と言われること間違いなしです!
では本題にいきましょう!
ヒラメを締めた方が良い理由
ヒラメを美味しく家に持ち帰るためには、ヒラメを締めないといけません。締めないといけない理由は大きく2つです。
- ヒラメは弱ると、鮮度が落ちてしまうから
- 血抜きができていないと、身に生臭さが残ってしまうから
ヒラメに限ったことではありませんが、釣れた魚を美味しく持ち帰るためには魚はその場で締めるべきなのです。(かわいそうかもしれませんが)
ヒラメは弱ると鮮度が落ちてしまうから
ヒラメといった魚たちは、弱ってしまうとうまみ成分を減らしてしまいます。もともとあるヒラメのうまみ成分をできる限り残すためには、魚を即死させることが重要です。
ヒラメを弱ったまま家まで持ち帰ろうとすると、うまみの成分も減ってしまいますし、腐敗も進んでしまいます。
適切に締めることができれば、ヒラメにストレスもかからないため、鮮度が良い状態を保つことができます。
血抜きができていないと身に生臭さが残ってしまうから
血抜きが適切にできていたら、死後硬直を遅らせることができます。死後硬直を遅らせることができると、鮮度を保てます。
また、身の中に血が残っていると、臭みの原因にもなりますので、美味しくいただくためには血抜きは必要になります。
ヒラメの締め方の手順
ヒラメの締め方の手順は、大きく以下の4つです。
- 背中を手前にする
- エラにナイフを入れ、血管と背骨を切断する
- 海水で血抜きをする
- クーラーボックスに入れる
では、詳しく解説していきます。
①背中を手前にする
まず、ヒラメを裏返し、白い腹が見える状態にします。フィッシュグリップといった道具を使い、ヒラメの自由に動けないようにしておくと締めやすくなります。
サーフで行う場合は、ヒラメについた砂が邪魔になりますが、ナイフなどで払うように砂をどけておくとエラに砂が入りにくくなります。
②エラにナイフを入れ、血管と背骨を切断する
エラの中にナイフを入れ、膜を剥がすように切ります。そして、血管と背骨を切断します。
この時にヒラメが暴れることがあるので、十分に注意しましょう。口はフィッシュグリップ、尾びれは足で抑えると暴れにくくなります。
血管と背骨が切断できると、ヒラメのエラ辺りから血が出てきます。
尾びれの付け根部分に切れ込みを入れておくと、より血が出やすくなります。しかし、これはお好みで良いと思います。
④海水で血抜きをする
バケツに海水を汲んだり、大きめの袋に海水を汲んだりするなどして、海水にヒラメをつけます。ゆすることで血が出てきますので、身に血が残らないようにしっかり血抜きします。
血の色がつかなくなるまで、海水でゆすりましょう。
血抜きの仕方は、バケツでする方もいれば、大きな袋でする方もいます。また、ストリンガーといった道具を使って海水に直接つける方もいます。
自分に合った方法で良いと思います。
⑤クーラーボックスに入れる
ヒラメを締めて、血抜きまでできれば完了を思いがちですが、家に持ち帰るまでが大切な工程となります。
ヒラメといった白身魚は、水の中に入れておくと、身が水分を吸ってしまって水っぽくなってしまいます。
せっかく締めて血抜きもしたのに、クーラーボックスの氷水の中に入れてしまうとここまでの工程が台無しになります。
ですので、締めて血抜きしたヒラメは、ジップロックに入れたり、新聞に包んだりしておくことをおすすめします。
そしてもう一つ重要なことが、ヒラメに氷が直接当たらないようにすることです。
直接氷が当たってしまうと、ヒラメが傷む原因になりますので、注意してください。そのためにも、氷も新聞などで包んでおくと良いです。
ヒラメを持って帰るには、クーラーボックスの下の方に新聞で包んだ氷を敷いておくくらいでちょうど良いです。
ヒラメを締めるために必要な道具
ヒラメを締めるために必要なものは
- フィッシュグリップ
- 締める用のフィッシングナイフやハサミ
- 水汲みバケツや大きめの袋
- クーラーボックス
といったものです。
また、ストリンガーを持っていると、釣ったヒラメをストリンガーに通して自分のゲームベストなどに繋いでおくことができます。釣ったヒラメをキープしながら釣りを続けることができるので、便利です。
サーフ以外でも使用できるので一つ持っておくと便利なアイテムかもしれません。
おすすめのフィッシュグリップ
「フィッシュグリップって何?」という方は、【初心者向け】魚にさわれなくても釣りができる方法を解説! - ティムの釣りブロをご覧ください。
フィッシュグリップがあると、魚を直接触らずに持つことができます。安心してヒラメを締めるようになるので、ぜひ持っておくことをおすすめします。
私は、以下のようなタイプのフィッシュグリップを使っていますが、スミスのイージーフィッシュグリップのインプレが良さそうなので、こちらをいつか購入しようと考えています。
おすすめのフィッシングナイフ
フィッシングナイフは、海水に触れることが多いので、錆びにくいものをおすすめします。私は、錆びにくいラパラのセラミック製のナイフを使用しています。
鞘もあり、携帯性もあるので、大変便利ですよ。
おすすめの締めるようのハサミ
私はナイフ派ですが、ハサミも便利です。アジといった小さめの魚にはハサミの方が便利な時もあります。
おすすめの水汲みバケツ
今では、ダイソーでも十分なバケツが500円で購入できます。また、自分の好きなブレンドのもので揃えるのも良いですね。
おすすめの大きめの袋やジップロック
「水汲みバケツを持っていくのはかさばって嫌だ」という方には、大きめの袋やジップロックがおすすめです。
簡単に穴の開きにくい厚手の袋がおすすめです。
おすすめのクーラーボックス
釣り場までの距離が遠い方だとクーラーボックスが必要になります。ヒラメは大きいもので1mほどまで大きくなるそうです。
座布団と言われるサイズでも70㎝ですので、比較的大きいクーラーボックスが必要になってきますね。
「クーラーボックスを持って行かない方が釣れる」というジンクスや「クーラーボックスを持って行かなかった時に限って釣れてしまう」という釣り人あるあるもありますが、クーラーボックスは持っておいて損はないでしょう。
まとめ
今回は、ヒラメの締め方を手順にそって解説しました。
締め方は
- 背中を手前にする
- エラにナイフを入れ、血管と背骨を切断する
- 海水で血抜きをする
- クーラーボックスに入れる
といった4つの手順です。
最初は戸惑うこともあると思いますが、慣れればサクッとできるようになるはずです。
またヒラメを締めるために必要な道具もご紹介しましたので、参考になれば幸いです。
\サーフでヒラメが釣れる攻略法/